【現役電気工事士が】スピーカー付き照明って買うべき?商品を選ぶ際はここに気を付けて!

「話題になっているスピーカー付き照明、でも何を選んだらいいのかわからない…」
そのような思いを抱える方多いのではないでしょうか?

実際、電気工事士の私もお客様と商品を選ぶときなどにこのような声を聞くことがあります。
スピーカー付き照明は、名前の通り照明の中にスピーカーが内蔵されているもの。
この照明には、大きく分けてシーリングライトとダウンライトがあります。

結論から言うと電気工事士の資格を持ってない方は、シーリングライトを付けるのが早くておすすめですね。

筆者も実際にシーリングライトを使用しているので、使い勝手などを伝えていきます。
「ダウンライトは紹介しないの?」と思った方、ダウンライトの説明も記事内でしているのでぜひ最後まで見てください。
なおこの記事では、筆者が仕事で取り扱っているパナソニック製品に絞っています。

スピーカー付き照明器具とは?

スピーカー付き照明器具は高品質なスピーカーとBluetoothが照明器具についているものですね。
スマートフォンの音楽を流したり、テレビの音を聞いたりすることができます。
上部から部屋全体に音が流れるので横から音楽が聞こえるより迫力のある音を聞くことができるものです。

高品質スピーカーには敵いませんが、通常で使う分には十分な性能だと思いますよ。
部屋の床に置くこともないので使い勝手も良いでしょう。
スピーカー付き照明器具は、この後で説明するダウンライトやシーリングライトから音を流せます。

ダウンライトとは?


ダウンライトとは、天井に埋め込まれている照明のことで洗面所や廊下などに使われていることが多いでしょう。

ダウンライトのような照明器具の交換には電気工事士の資格が必要になりますね。
こちらはダウンライトを1個だけではなく2個、3個と数を広げていくことができるので、数を増やすことでシーリングライトより迫力のある音を流すことができます。
数を広げる為には様々な方法がありますが大きく分けて2つありますよ。

  • 既存のダウンライトの近くに穴を開けて数を増やす
  • シーリングライトをダウンライトに変更をして数を増やしていく

ダウンライトが増えることでスピーカーの数が多くなるので、数を増やしていけばそれだけ迫力のある音を流せます。
細かい詳細は各部屋の状況によって異なるというのが現状なので、興味がある方は最寄りの電気工事士さんに頼んでみましょう!

シーリングライトとは?

そもそもシーリングライトとは、上の画像のようなものを言います。
リビングや寝室の真ん中についているものがシーリングライトになりますね。
このような器具は実は取ることができます!


画像のような場所へ、照明器具をひっかけることで使うことができるんですね。
先に紹介したダウンライトと比べて電気工事の資格がいらないので気楽につけることができるのが魅力でお勧めです。

スピーカー付きのシーリングライトになると部屋の取り付けた場所から音が聞こえてくるようになりますよ!
基本的に音が出る箇所は、照明器具がある1箇所からのみになります

使うならワイヤレス送信機と壁スイッチ

私はシーリングライトのスピーカー付き照明を使っていますが、1つだけ難点があります。

パナソニック製のスピーカー付シーリングライトとダウンライトに関してはペアリングに難点があって壁スイッチで照明を切るとペアリングが切れてしまうよう。
照明を切るとペアリングが切れて音が聞こえなくなってしまうようです。

1回ペアリングをすれば、自動的に壁スイッチを入れれば繋ぎなおしてくれるのですが不便を感じています。
対策としては、照明器具にリモコンがついているのでリモコンで電源を切るようにする。
ペアリング作業に癖があるので、写真のワイヤレス送信機を使うようにしています。


基本はテレビのヘッドホン端子に接続して音楽が聴きたいなという時にヘッドホン端子から聞くように。
スマートフォンや音楽再生機器に接続して聞くようにすると使い勝手が良いです。

筆者お勧めのスピーカー付照明!4選

筆者がスピーカー付照明を購入した時は、シーリングライト型でスクエアタイプ1種類しかありませんでした。

現時点では今実際に筆者が使用している商品が、パナソニックから発売されていません。
そこで筆者が厳選して2020年12月20日現在発売している、簡単に付けられるシーリングライトに絞って赤外線と無線それぞれ2種類のスピーカー付照明を紹介します。

基本的には壁スイッチで電気は消さずに、リモコンなどで電気を消すことをお勧めしますね。
ペアリングに難点があるので、ワイヤレス送信機同梱タイプを選んでいます。

電気工事業界用語で、ラウンドは角が取れた丸い形の器具のことを言います。
スクエアは角がある四角い形の器具のことを言いますよ。

赤外線タイプ

LGC31171(〜8畳)
LGC51171(〜12畳)
〜8畳 115,000円 (税抜)
〜12畳 127,000円 (税抜)
LGBZ1129(〜8畳)
LGBZ3129(〜12畳)
〜8畳 120,000円 (税抜)
〜12畳 132,000円 (税抜)

赤外線タイプは、照明器具をリモコンで操作するタイプで筆者も使用しています。

リモコンで操作するのは、安心感がある方も多いのではないでしょうか?

ボタンを押すだけで操作ができるので、ご高齢の方やお子さまがいらっしゃるご家庭におすすめです。

パナソニックのホームページにもこのような記載があり、ボタンを押すだけというのが魅力ですね。
赤外線タイプで音楽を聴く際は、ペアリングに難点があるのでワイヤレス送信機をお勧めします。

無線タイプ

LGCX31171(〜8畳)
LGCX51171(〜12畳)
〜8畳 115,000円 (税抜)
〜12畳 127,000円 (税抜)
LGBX1149(〜8畳)LGBX3149(〜12畳)〜8畳 120,000円 (税抜)
〜12畳 132,000円 (税抜)

無線タイプは、照明器具によくついてくるリモコンがないタイプです。
照明器具のライトを操作するには、スマートフォンに無料の専用アプリをダウンロードして使用しますよ。

パナソニックのホームページによると無線タイプは、ライトを操作するスマートフォンであれば音楽再生もペアリングの初期設定を行うことで簡単にできるようです。
シーリングライトの明かりの設定は、1台のシーリングライトに対してスマートフォンで15台設定できるようですね。
「照明の光もスピーカーの音もスマートフォンで!」と紹介されているので、ペアリングに関しては赤外線タイプに比べて楽になっているようです。

音楽を流すのは、1台のスマートフォンしか対応していないようなので注意してください!
スマートフォンからの音のみ基本的に流すので、テレビの音を照明器具から流すといったことはワイヤレス送信機が必要になります。

結局どっちがいいの?

実際に聞いてみた感想としては、ダウンライトで音を聞く方がシーリングライトで聞くより音が拡がって聞こえるような気がしました。
好きな場所にダウンライトを付けることでお洒落なインテリアにもなりますし、筆者としてはお勧めしたいです。
「工事が必要だし賃貸とかだと使えないな」というのもあると思いますので、必要に応じて選ぶといいですね。

ダウンライトがお勧めの人
  1. 音質に拘りがある人
  2. インテリアの一部としたい人
  3. 工事費用をかけてでも拘りのある人
    シーリングライトがお勧めの人
    1. 屋内工事を行いたくない人
    2. 手軽に照明を変えたい人

    今回は私が仕事で取り扱うパナソニック製品に限って紹介していますが、高価なのが難点ですね。
    ダウンライトの定価が1個で40,000円程、シーリングライトの定価が120,000円程しますので、後述する番外編の電球もお勧めです。

    【番外編】電球からも音がきける?


    画像についているような電球がありますよね。
    実は電球と通信して音楽を聴けるものがあるんです!
    筆者が書いているパナソニック製品では出ていないので番外編とさせてもらいました。

    電球スピーカーは、アイリスオオヤマとソニーから主に発売されているようです。
    電球を交換するだけで音楽が聴けるんだったら洗面所やトイレの電球を変えて聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

    Twitterでフォローしよう

    おすすめの記事