【現役電気工事士が】インターホンの常識!?細かな機能とお勧めの機種4選

外のボタンを押してもインターホンが鳴らない時がある

インターホンの音が聞き取りづらくなった

電気工事士としてインターホンを修理に行く際にこのような声を聞くことは実際に多いですね。
鳴らなかったり、聞き取りづらくなった場合は、インターホンの経年劣化や故障の可能性が高いです。
できれば故障して使えなくなる前に、買い替えたいですよね。

買い替えたいけど種類がたくさんあってわからない

種類がたくさんあってわからないという声も実際に電気工事士として交換しに行く場合に多いです。
実は、インターホン交換と言っても電気工事が必要なパターンと不必要なパターンがあります。
この記事では、選び方や交換方法をわかりやすく書いていきます。

インターホンはどうやって選んでいけばいいの?

インターホンの親機は液晶があるタイプと液晶がないタイプがありますが、断然液晶があるタイプがお勧めです。
この記事では、筆者がお勧めする液晶があるタイプに絞って紹介します。
液晶があるタイプがなぜお勧めなのか、詳しく紹介していきますね。

液晶がないタイプのメリットは?

液晶がないタイプのインターホンは、固定電話の親機のように受話器で相手の人と応対します。
受話器で応対するため、液晶モニターがないインターホンのことです。

液晶がないタイプと似たような形で「チャイム」というのもあります。
「チャイム」と言うのは、外でボタンを押すと室内で音が流れるものを言いますね。
チャイムから液晶がないタイプへ変更する場合には、外部と通話ができるようになる為メリットがありますね。

既にインターホンの方は、液晶があるタイプに液晶がないタイプのインターホンの機能が全て備わってしまっている為、液晶があるタイプのインターホンで賄えてしまいます。

液晶があるタイプのメリットは?

液晶があるタイプは、文字通り来訪者がモニターに表示されるインターホンのことです。
通話ができることはもちろん、モニターに相手の顔が映るメリットがあります。

スマートフォンが普及しだしてからは、応対をスマートフォンでできる機種もありますよ。
他にも様々な機能が盛りだくさんです!

詳しくは「さまざまな機能がついたインターホン」の章で紹介しますね!

変える前に注意をしなければいけない場合も!

賃貸の方は、大家さんや管理会社へ確認をとってから作業をするようにしてください。
マンションの方は、集中ドアロックや火災警報器などがインターホンと絡んでいる場合が多いので確認を取るのがお勧めです。
チャイムを使っていて、インターホンに変えたい方は電気工事の配線が必要になる可能性が高いので注意してください。

インターホンメーカーは2社から選択!

アイホン株式会社
アイホンは、愛知県に本社を置く2018年に創立70年を迎えたインターホン専門の老舗企業です。

パナソニック株式会社
パナソニックは、インターホンと言わずテレビや冷蔵庫などの家電製品でもお馴染みの電機メーカーです。

両社でインターホンのシェア率は、90%以上となってます。

インターホンは有線?無線?

インターホンの設置にあたって気になるのはやはり、有線と無線それぞれのメリット・デメリットではないでしょうか。

有線を選ぶ理由は?

メリット

  1. 無線に比べて応答速度が早い
  2. 画質が綺麗
  3. 電池の消耗を心配する必要がない
  4. 商品の選択肢が多い(機能が沢山ある)

デメリット

  1. 配線工事を頼まないといけない
  2. 親機の移動が困難

無線を選ぶ理由は?

メリット

  1. 配線工事を頼まなくても自分でも設置ができる
  2. 親機の場所が気に入らない時に自由に移動が可能

デメリット

  1. 設置場所によっては電波干渉などで通信ができない場合がある
  2. 電池切れの心配をする必要がある

あなたの一番意識するところは「工事をするのか?」「工事をしないのか?」ではないでしょうか?
有線を選ぶと基本的に工事が必要になって、工事店と日にちの調整をしないと行けなくなります。
無線を選ぶと自分でインターホン交換が行えるようになりますが、電池の心配をしないといけませんね。

それぞれメリット・デメリットをしっかり意識して、有線か無線かをしっかり決めていきましょうね。

さまざまな機能がついたインターホン

最近では、外でインターホンを押すと自動でライトがついて押した人の顔を照らす機能がつくものがあります。
ここでは、お勧めの機能をピックアップして紹介します。
資料は、アイホンとパナソニックのウェブカタログを参照しました。

アイホンパナソニック
録画機能付き
広角カメラ搭載
スマートフォンと連動
ワイヤレス子機付き
セキュリティ機能
静電式タッチセンサー×

機能に関しては、この機能とこの機能は一緒に欲しい!と言った場合でもメーカーによっては対応してない場合もあります。
気になった機能があった場合にはホームページを確認することをお勧めします。

録画機能付き

文字通り、自宅に不在の時でも来訪者がいた場合に自動で録画をしてくれる機能のことです。

広角カメラ搭載

通常は正面のみを映しますが、広角カメラがあると110°~170°程を映すことができます。

スマートフォンと連動

スマートフォンと連動することで、外出先や家の中で応対場所に行かなくてもスマートフォンで応対することができます。

ワイヤレス子機付き

ワイヤレス子機とは、壁についているインターホンとは別に持ち運びができる子機がついているものです。
持ち運びができるので、リビングなどに置いてインターホンが押されたときもワイヤレス子機で対応ができます。

セキュリティ機能

火災報知器などの警報機器が、熱、煙、ガス漏れなどを感知した際に自動的にインターホンからアラーム音や警報メッセージでお知らせするシステムです。

静電式タッチセンサー

通常は、パネルを押さないと反応しませんがこのタイプだと押さなくても触れるだけで反応します。
段差がないので拭き掃除がしやすいメリットがあります。

お勧めの機種4選

アイホンとパナソニック各会社のおすすめ商品を4種類選んでみました。

有線のおすすめはこちら!
アイホン株式会社

JRS-1AE-T

左右画角約170°を見渡せるカメラでモニターで全体を見渡すことができるので便利ですね。
録画機能も付いていて誰もいない時でも訪問者を録画してくれるので後で見返すことができるのが魅力的ですね。
パナソニック株式会社
VL-SZ50KP
約5型ワイドの大画面の液晶で訪問者を確認できます。
広角カメラがついているので広範囲を見渡せて便利です。
無線のおすすめはこちら!
アイホン株式会社

KR-77

訪問者を確認しやすくする為に、4.3型モニターを採用した商品です!
電池は最大2年持つので、電池交換が面倒な方もお勧めです。
パナソニック株式会社

VS-SGZ20L

2020年11月に発売された従来のパナソニック製品と比べて電池が2倍長持ちするインターホンです!
無線は電池が長持ちしないのが欠点ですが、欠点を克服した商品となってますね。

どれも選んだ商品は録画機能がついています。
録画機能は不在時にも確認ができるので非常にお勧めですよ。

まとめ

記事に記載した機能だけでも悩まれた方多いのではないでしょうか?

インターホンによって映像の見え方や大きさ、デザイン、聞こえてくる音の響きなど様々な物が異なってきます。
新商品も随時発売されてくるのでこの記事でも更新していきますね。
実際に買われる方はホームページを見たり、実物を見て選択することも候補の1つとしてお勧めします。

アイホン株式会社ホームページ-インターホン
パナソニック株式会社ホームページ-インターホン

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