最近、YouTubeやメディアで、催眠術関係の動画が話題になっています。
そのような動画を見て「催眠術をかけてみたい」「催眠術を覚えてみたい」と感じた方もいるのではないでしょうか?
この記事では、催眠術の具体的なかけ方について、丁寧に解説していきます。
催眠術というのはテレビや動画でよく見る「手が開かなくなる」「椅子から立てなくなる」といったものだけではありません。
日常生活の中でも催眠術は、ひっそりと使われている技術です。
以下の3つの項目のように当てはまった方は催眠術を学ぶ価値があると思います。
- コミュニケーションを上手くできるようになりたい
- 道筋を立てて話がうまくできるようになりたい
- 相手の言動や考えをある程度読み取れるようになりたい
この記事では上記3点にひとつでも当てはまるようなあなたに、「催眠術のかけ方」についてわかりやすく記載していきます。
筆者の催眠術経歴が気になる方は、プロフィールに纏めていますのでご覧ください。
丁寧に催眠術をかけ方について解説しているので是非最後までご覧ください!
催眠術って何?実はコミュニケーション技術だった
催眠術は心理学を応用したコミュニケーション技術のことを言います。
YouTubeやテレビのバラエティ番組などで見かけることも多いでしょう。
アメリカでは、医療で用いられており米国催眠療法協会(ABH)や米国催眠士協会(NGH)といった催眠術の資格を発行する団体があるほどメジャーな技術です。
日本では催眠術の国家資格はないため、催眠術がかけられるようになれば、あなたは立派な催眠術師と言えるのではないでしょうか。
テレビで紹介される催眠術師は、胡散臭く見えることはありませんか?
理由はテレビ放送の本番を撮影する前に「予備催眠」と呼ばれる、催眠術をかける部分が放送されていないからです。
催眠術をかけるならどういう人がいいの?かけるのをやめたた方がいい人は?
催眠術にかかりやすい人とかかりにくい人は、個人個人でそれぞれ大きく異なってきます。
この記事で催眠術にかかりやすい人と紹介されていてもかからない場合もあります。
逆にかかりにくいと紹介されていてかかる場合もあります。
あくまでも参考程度で考えるようにしてください。
1.催眠術にかかりやすい人3選
主に催眠術にかかりやすい人は大きく分けて3パターンに分かれると思います
- 集中力がある人
- 想像力がある人
- 感情が豊かな人
順番に解説していきますね。
1つのことに対して集中できる人というのは、催眠術にかかりやすい傾向にある人です。
集中と言っても「どのような仕組みなのか知りたい」というような周りのことを気にする集中ではありません。
目の前のことに対して、ずっと集中できるというのが得意な方のことを指します。
想像力がある人というのは、例えば思い浮かべた食べ物の味を、想像できるような人のことを言います。
同じように「催眠術にかかるとこのようになるな」と鮮明に想像できる人は、かかりやすい傾向があります。
感情が豊かな人もかかりやすい傾向が強いでしょう。
催眠術で「笑ってしまいますよ」と催眠術をかけたとします。
笑い方も人それぞれで個性がありますが、喜怒哀楽がはっきり出る人は、催眠術にかかりやすい傾向があります。
2.催眠術にかかりにくい人4選
主に催眠術にかかりにくい人は大きく分けて4パターンに分かれると思います
- 疑い深い人
- かかるのに期待しすぎている人
- 不安が取り除ききれてない人
- 体調がすぐれない人
順番に解説していきます。
疑い深い人と言うのは、催眠術に対して疑い深い傾向があったり、そもそも催眠術にかかる気がないという方が多いです。
お店で商品を買う気がない人に対して、商品を売るために説明しても商品を買ってくれませんよね。
その話と同じようなことが催眠術でも言えます。
- 「催眠術をかけてみせろ」
- 「かからないと思うけどかけてみて」
以上のようなことを言う人は催眠術にかかりづらい傾向があることが多いです。
最初の頃は判断が難しいですが、意識してみましょう。
かかるのに期待しすぎると、かかりづらくなる人が多いです。
理由は期待しすぎるあまりに「催眠術にかかっているのにかかっていない」と勘違いをしてしまう方が多いからですね。
2016年4月6日放送の「櫻井・有吉のTHE夜会」の回で放送された菜々緒さんが号泣された事例があります。
ご存知ない方は放送された回が、外部記事にされていましたので参考にしてください。
“最高難度”とされる「感情支配」の術にかかり、ただの紙コップが“宝物”に。先生から手渡された紙コップを受け取った菜々緒は、「ありがとうございます」と目を輝かせ、「宝物」とにっこり。スタッフから「一回触らせて下さい」と要求されると、「ダメ!近寄らないで!」と椅子から立ち上がって拒否。
さらに、一瞬術が解けた間に紙コップを取り上げられると、「ちょっと何してんの!?返して!!しどい(ひどい)」とパニックになってスタッフを追いかけ回し、「返して下さい…」と泣きながら懇願した。
引用した記事のような宝物(と思い込んでいる紙コップ)を取り上げられて号泣するという場面があるのですが、まったく同じ催眠術をかけられても同じ結果が得られるとは限らないでしょう。
人それぞれで反応は違うものです。
期待しすぎるというのは「同じ催眠術をかけてもらって同じように泣いてしまうのではないかという期待」という考えが、かかるのに期待しすぎるという1例ですね。
不安が取り除ききれてない人も催眠術にかかりづらいです。
その原因は、コミュニケーション不足といえるでしょう。
相手と会話をして情報を得られるコミュニケーションは非常に大事な要素ですね。
細かい話は別記事で紹介していますので、気になった方はご覧になってみてください。
そもそも自分の体調が優れない人は催眠術にかかりづらいでしょう。
理由は、催眠術を体験しようと思う余裕がそもそもないからです。
相手の方とコミュニケーションを取っていれば分かり得る情報なので、コミュニケーションを取ることを忘れないようにしましょう。
催眠術のかけ方の具体的な解説!大事なのは4点
かける際に大事なことは、4点です。
随時良い動画があった際には追加しますので、参考にしてください。
- 催眠術をかけられる場所を作ろう
- きちんとコミュニケーションを取ろう
- 催眠誘導を試してみよう
- 覚醒は必ず行おう
1.催眠術をかけられる場所を作ろう
催眠術はかかる相手の人が落ち着ける場所でかけるようにしましょう。
落ち着ける場所と言っても、相手と2人だけの空間でないと「催眠術がかけられない」と言うわけではありません。
例えば「催眠術に興味のある人達の集まり」「催眠術師の方が開催するイベント」は、2人だけの空間とは限らないですよね。
この記事で言う落ち着ける場所と言うのは、催眠術に興味のある方の集まりや、かかる相手の方が「この場所だったら催眠術にかかっても良いな」と思える場所のことを言います。
2.コミュニケーションを取ろう
いきなりですが、質問をさせてください。
「いきなり催眠術をかけます!」と相手の方に言われたらあなたはどう思いますか?
大半の方が「ちょっと待ってよ?」「何も説明ないの?」と思われるでしょう。
催眠術はかける前に、かける相手とのコミュニケーションがとても大事です。
コミュニケーションが出来ていたら、催眠術をかけられる確率は出来ていない時と比べて、成功する確率は高くなるでしょう。
別記事で紹介していますので、気になった方はご覧になってから、本記事を読み進めるようにしてください。
3.催眠誘導をする
催眠誘導をする際は、相手と「歩幅を合わせる」ことが大事になってきます。
歩幅を合わせるというのは、相手の様子を見ながらタイミングを合わせていくことを言います。
具体的には、1人で突っ走らないことが大事です。
相手の様子も見ずに「椅子から立てなくなりますよ!」「腕が曲がらなくなりますよ!」「レモンが酸っぱくなくなりますよ!」といった有名な言葉を伝えても、相手に反応が見られないでしょう。
タイミングの判断が難しい方は「5.参考になる動画2選」の動画を参考にするとわかりやすいです。
4.覚醒をする
催眠術を解除することを覚醒と呼びます。
催眠術をかけたら必ず相手の方を催眠から覚醒させないといけません。
「なぜ覚醒しないといけないか?」という理由を説明しますね。
催眠術というのは、相手の方が催眠術をかけるあなたに身を委ねてくれます。
責任の解除という意味合いでも必ず覚醒は行うようにしてください。
「3つ数を数えて手をたたくとあなたにかけた催眠術は全て解けます」
「ひとつ、ふたつ、みっつ」と口で言ってから手をたたけば大丈夫です。
この手順だけで最初は問題ないので必ず忘れないようにしましょう。
参考になる動画2選
Youtubeの動画ですが、催眠術をかける際に参考になると思うので紹介します。
初心者の方は、催眠術を同じように真似をすればかけられるでしょう。
是非参考にしてくださいね。
催眠術を始めるなら読んだ方が良い書籍2選
筆者が催眠術を学び始めて、初めて読んだ本を2冊紹介します。
1冊目は、中井 英史という方が書いた、催眠術初心者のあなたにお勧めの本です。
「誰でも催眠術をかけられるようになる! 」と断言し、多くの催眠術師を育ててきた人物がいます。
それが、本書の著者です。著者は、本書の中で誰でもできる催眠術のノウハウのすべてを公開しています。
ちなみに、タイトルにある「ブレイン・ハック」とは、「脳をハッキングする」というイメージをさせる造語です。
本書では、著者が誰でも催眠術がかけられるように体系化した「催眠テンプレート」を公開しています。
この「催眠テンプレート」を【一語一句マネするだけ】で、あなたは簡単に催眠術をかけられるようになります。
きっとあなたも、今すぐやりたくなるでしょう。
「催眠テンプレート」に記載されていることを暗記して、読むことで催眠術をかけられるようになるでしょう。
催眠術をかけられるようにテンプレートを書かれている方は少ないのでお勧めの書籍です。
2冊目は林 貞年という方が書いた本です。
催眠術をかけてみたい人には必読の書!!
本書は、初心者のための基礎知識から、実践現場に裏打ちされたプロのテクニックまで、催眠術の本格的技法を図解を交えて解説。
催眠術は基本を間違うと、成功率の低い催眠術師になってしまいます。
正しい催眠をマスターするために、世の催眠術師が「バイブル」といったこの書籍で、本当の催眠術を手に入れてください。
本書は、催眠をまったく知らない一般の方が、かけ方を覚え、さらにはプロとしてやっていくための図解付き技術指導書です。
「催眠術はどのようなものか?」という説明をわかりやすく紹介してくれている書籍です。
この本を読むことで、初歩的なことがわかるのでお勧めですね。
注意点として、若干下ネタが入っていますので、そのような話題が苦手な方は1冊目がお勧めです。
まとめ:催眠術をかけたら覚醒を必ず忘れないようにしよう
催眠術のかけ方を説明してきましたが、実は一番大切なことは覚醒ができることです。
かけ方だけ勉強しているといざという時に「催眠術が解けない!」といった事態になってしまいます。
それだけは、相手の方が催眠術をかけるあなたに身を委ねてくれるので、なんとしても避けないといけませんね。
かける際の技術面の話ですが、「実際に催眠術を現実に見てから始める」というのが一番近道だと思います。
文章だけだとなかなか伝わりにくいものが「催眠術」というものだと私は感じています。
まずは、実際に見てどのようなものか感じてから、始めてみてはいかがですか。
最後まで、読んでいただきましてありがとうございます。